三方を山に囲まれた内陸気候の盆地で、T様邸は4人家族が住む「夏」重視のお家です。 なぜ、夏を重視するかと言うと春からすでに暑く湿度の高い環境だからです。
冷房は6月〜10月末まで使用。夏は40度を超え、明け方になっても28度を下回らない日が続きます。 冬は底冷えし寒く感じますが0度を下回る日がほとんどなく、高断熱・高機密化する事で12月下旬まで無暖房で室温が20度を下回らず年間を通して暖房をつける期間が二ヶ月強なので、年間暖房費は特にかかりません。
夏対策として、北の窓はできるだけ小さく居室の配置を避け、東西の窓には日差し除けを取付け、南の窓は冬場の日射取得の為大きくしたが、夏の天空日射による温度上昇を避けるため遮熱型トリプルガラスを採用。冷暖房はアメニティエアコン1台による全館空調で、間取りを考えなくても快適な環境が実現します。
夏:太陽の力を上手に受け流す > 冬:太陽の力を借りる
京都で年間を通して快適に過ごすには建物に「暑さ」を取り入れないのが、キーポイントだと私たちは考えます。