お施主様は、以前背骨を骨折された事によりコルセットなしでは立ち上がれない生活を送っておられました。そのようなお身体で生活されてましたが、洗濯をする時には表に出なければならず、その際に大きな段差があるためよく転びそうになる危険な状態でした。※画像【1】
また、冬は寒くお洗濯のたびに外に出なければならない事が辛いとおっしゃっていました。さらに、浴室はタイル床で冷たい上に浴槽が深く跨ぐ際には注意が必要でした。※画像【2】また、浴室と主寝室が離れているためお風呂から上がってベッドに入るまでに体が冷えてしまう事も問題でした。
そこで弊社から、物置となってしまった主寝室前の3帖間※画像【3】を浴室と脱衣室にリフォームし、 今まで外にあった洗濯機を室内に設置し、冬場は浴室暖房で脱衣室を暖かくして洗濯機に脱いだ服を入れすぐにお風呂に入れるようにご提案しました。
浴室出入口や、脱衣室には手摺を取り付けました。また、お風呂の段差をなくし引戸の開口幅を広くし出入りをしやすくしました。※画像【A】立って衣服を脱ぐと転倒するので、転倒防止のため椅子を設置しました。※画像【B】腰掛けながら身体を洗えるベンチカウンターと座面の高い椅子を設置することにより、用途により使い分けていただけるように配慮しました。※画像【C】
お施主様からは、「浴室〜脱衣室〜寝室の移動が楽になり自立した生活が送れ、将来的に介助が必要になった時にもこれだけスペースがあると介助人の負担が軽くなるので安心です。浴室・脱衣室に手摺をつけてもらった事でより安全に歩く事ができます。また、浴室も脱衣室も暖かいので今までヒンヤリしていた入浴前の脱衣や、お風呂で身体を洗う時にも身体を冷やすことがなく嬉しいです。さらにお風呂で温まった状態でベッドに入る事ができるので気持ちがいいです。
こだわりの二層式洗濯機を室内に設置していただいて、命がけだった洗濯も安全にできるようになり大変満足しております。また、先代が家を建てた時のヒノキの床材を再利用してくれた事も嬉しかったです。」とお喜びの声をいただきました。また、こちらの工事はTDYリモデルスマイル作品コンテストで2017年度の入賞をいただきました。今回で5年連続の受賞になります!