「 高断熱 」と「 高気密 」について【後編】

前編・中編・後編の3話に分けてお話しております、弊社新築物件の最重要ポイントの 【 高断熱 】 と 【 高気密 】 のお話。今回はいよいよ最終回です。5章〜7章までをお届けします。

目次

  1. 1. 高断熱とはどういう状態か
  2. 2. 高気密とはどういう状態か
  3. 3. 高断熱と高気密は両方必要?
  4. 4. 高断熱・高気密な状態は快適なの?  
    1. 4-1. 換気はどうするの?
    2. 4-2. 暑い時 / 寒い時はどうするの?
    3. 4-3. 湿度管理はどうするの?
    4. 4-4. 防音性能はあるの?
  5. 5. 高断熱・高気密のデメリット
  6. 6. 高断熱・高気密住宅の価格
  7. 7. 体験できる高断熱・高気密住宅

5. 高断熱・高気密のデメリット

さて、ここまで色々と高断熱・高気密の良い点、優れた点をご紹介してきましたが「実際は良いことばかりじゃないのでは?」と思われる頃だと思います。はい、もちろんメリットがあればデメリットもございます。

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以前、TVで悪徳業者が建てた高断熱・高気密住宅に関するニュースを放送しておりました。 屋内での結露がひどく、カビが生えてきたりこもった湿気で、 床下はシロアリの被害が出たりとお施主様が非常に気の毒でした。 建築を請け負う者として非常に憤りを覚えるニュースで印象に残っております。 ですが、ずさんな工事や、引渡し後のアフターフォローのない業者であれば高断熱・高気密住宅というものは 通常の住宅よりも快適な空間を維持できません。

例えば、ビニール袋に手を入れて袋の口を手首で結んだとして 、 5分も経てば袋の中の手はベタベタして不快に感じると思います。 これは高気密住宅に例えると、十分な換気ができていない時と同じです。 外からの新鮮な空気が取り込まれず 汚染された空気が滞留している状態ということになります。

高気密住宅に限らず、住宅において換気は非常に大切です。 今、問題になっております新型コロナウィルス対策として 我々が行える範囲で、「うがい」・「手洗い」・「換気」は有効であると言われております。

日本の建築基準法では、24時間換気設備の設置が義務付けられており 2時間に1回、お家全体がフレッシュな空気に入れ替わるように設計されます。

建物の換気には1種換気(換気の際に給気と排気を同時にするタイプ)、2種換気(機械で吸気をして室内を加圧状態にしておき、外部からの埃などが入りにくくする換気方法。医療現場などで採用される) 3種換気(お風呂やキッチンなどにつけられたファンによって排気を行い、給気は建物の壁に取り付けられた自然給気口を使い、排気した分だけ自然に給気させるしくみ) 3種類存在します。全ての換気法に共通することですが、穴の空いたストローで飲み物を吸うように気密性能が低いと、換気が行われないので 注意が必要です。

また、この時期ウィルス対策として換気量を増やすと、室温が下がり外気の乾燥した空気を多く取り込むことで 過乾燥の状態になるので、逆にウィルスが活動しやすい環境になるため、しっかりとした 加湿・暖房を行うことが肝要です。

ここまでお話すると、「正直、ちょっと面倒だな。」と 感じられるかもしれません。 ですがご安心ください!だからこそ我々プロが存在するのです!

お施主様の生活様式に合わせ快適な生活を送っていただけるよう、 ていねいに アドバイス致しますので、安心して夏は涼しく冬あたたかい環境をお楽しみください。

6. 高断熱・高気密住宅の価格

ここまでじっくりと読んでくださったみなさまは、きっと高断熱・高気密住宅に関してかなりご興味があると思います。 すでにモデルルームを見ておられるかもしれませんし、施工業者に見積を依頼しているかもしれませんね。

やっぱり、みなさまお家のお値段って気になりますよね? 私が、逆の立場だったら凄く気になりますし「やっぱりお高いんでしょ?」って思ってしまいます。

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そのお高いんでしょ?の質問に対しての答えは「イエスであり、ノーでもあります」
なんだか、ここにきて歯切れが悪いな...、と思わないでくださいね。

何と価格を比べるかが大切なのですが、普通の建売住宅などと比較した場合、もちろん高断熱・高気密住宅は高く感じられるかと思います。 この価格差は、単純に作業工程や建築部材、またそれを施行する職人のテクニックやノウハウなど全てにおいて 普通の住宅より多くなっているので、この差が生まれます。

もし仮に、普通の住宅と変わらない値段で高断熱・高気密住宅の建築を契約できるとしたら、それは職人さんがどこかで泣かされているか、建築部材や施工のクォリティーが低いかのどちらかかと私は考えます。誰にとっても大切なお金です。少しでも多く手元に残るべきですが、価格にきちんと理由があるからこそ安心して住むことのできる家が建つのではないでしょうか。

そして、先ほどの答えで「ノーでもあります」と書いたのは、住み続けることで光熱費などのランニングコストを相殺できる幅が生まれるからです。みなさんのまわりでもエコカーに乗っておられる方が多いと思います。そのエコカーは、車両自体は普通の乗用車と比べて決して安くはないはずです。

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ですが、なぜみなさんエコカーに乗るのでしょうか? 低燃費でガソリン代が安く済むからでしょうか?それとも、税金などの維持費が安いからでしょうか? この答えはバラバラだと思いますが、購入動機の一つとして普通の車を乗る時よりも金銭的なメリットがあると感じたから選ばれているのだと思います。

これは、高断熱・高気密住宅に住むことでも同じことが言えます。冷暖房などの光熱費が下げられ、良い生活環境のサイクルによってヒートショックなどの病気なども未然に防げます。健康で暮らせることは医療費の削減にもつながります。この、住んでから起こるメリットの部分は大きく、その部分を金額換算するとお家の購入を検討されている方にとって高断熱・高気密住宅の価格は、決して高くはないと私たちは考えております。 また弊社ではご予算に合わせて、断熱性能・気密性能の異なる施工をお選びいただけます。きっとご納得いただける高断熱・高気密住宅のご提案が差し上げられると思います。

7. 体験できる高断熱・高気密住宅

「 高断熱 」とは、シンプルにご説明しますと読んで字のごとく「 高い断熱性能を持っている 」状態のことを指します。

今回は7章にわたって高断熱・高気密に関してのアレコレをご紹介してきました。

お伝えした内容はどなたにでも理解していただけるように、入門編と言えるぐらい簡単にまとめたものなので すでに知識をお持ちの方にとっては物足りない内容だったかもしれません。 また機会を改めてさらに詳しい内容で中級編、よりマニアックな内容で上級編をお届けしたいと思います。

しかし、本当の良さをお伝えするのは難しくまさに百聞は一見にしかずです。ご理解への近道は、実際に高断熱・高気密の空間をご体験いただくことが一番だと思います。 うだるような真夏日に新緑の季節のような爽やかな涼しさ、凍てつく真冬の寒さでも温泉に入った後のようなポカポカとした心地よさ、屋外のエンジン音や生活騒音から解放される静粛性。頑張って文章にしてみましたが、どれも表現として十分ではありません。この高断熱・高気密空間で受ける印象はそれぞれであると思いますが、必ず良い驚きや今のお住まいとの違いを感じていただけると思います。

高橋工務店では、事前予約制になりますが高断熱・高気密工法で建てた、高性能住宅を実際にご見学いただけます。また、多目的にお使いいただける高気密高断熱のミーティングルームも解放しておりますので、ご興味をお持ちの方は下記リンクよりお気軽にご連絡ください。 今回の記事で記載できていない、より詳しいご説明を熱くお話させていただきます。

それでは、みなさまにお会いできることを楽しみにお待ちしております。

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【企業理念】

見まもるくらしの提案と想像

釘一本の修繕から、新築・改装などの大きな工事まで、工務店だからこそ出来る
『顔の見える』お仕事を目指し、日々研鑽を積んでおります。

 

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